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フリーライターのイソベは、仕事仲間の遺言により不思議な性質を持った子、エフと一緒に暮らすことになる。その二人の関係性について描かれたマンガ。
アフタヌーンとかクセのあるマンガが好きな人はきっと気に入ると思います。
エフの不思議な性質
タイトル「海辺のオルランド」とあるように、小説オーランドーからきています。その主人公オーランドは、作中で７日間の昏睡ののち、目覚めると男性から女性に変わってしまいます。同じく、本作のエフも寝るたびに性別が変わる性質をもっています。そんなエフとの特質に戸惑う主人公イソベ。一冊で完結するマンガですが、属性や家族とは何か考えさせれるものになっています。
なぜエフという名前なのか。
カタカナ表記でエフ。体の特質だけでなく名前も独特なのですが、私なりに推測してみました。性別が反転する体の性質からして、ｆとɟからきているのではないかと思います。
国際音声記号では小文字の f が「無声唇歯摩擦音」を表す。また、J の棒付小型大文字[ɟ]は「有声硬口蓋破裂音」を表すが、これは180度回転させた小文字の f と見ることもできる。
Wikipediaより
どこか探しながら見るのも楽しい
表紙のマンションや作中に出てくる駅は私が調べた限り、実在するもので間違いないと思います。モデルとなった建物を探してマンガを読んでみるのも楽しめると思います。ちょっとキモイかもですが、実際、該当すると思われるマンションの間取りを見たりして、色々思いを巡らせてみたりしました。。
