Sweet Soul Music / Arthur Conley
素敵タイトル音楽賞があればこのアルバムを推したい。
Arthur & the Corvetsというグループで活動を開始し3枚のシングルを出した後、ソロで出したI’m a Lonely StrangerがOtis Reddingの目(耳?)に留まり彼のレーベルへ移籍。Otis Reddingのプロデュースで制作された1967年の1stアルバム。ハタチそこらのArthur青年のハツラツとした歌声が良い。
Sweet Soul Music
Sam Cookeの楽曲Yeah Manを下地(パクリ)にして、高らかにホーンが鳴る印象的なイントロは映画「荒野の七人」のテーマ曲から引用と少々危ない作り(笑)。
しかし中身はソウルミュージックと先人達へのリスペクトを込めて、the Miracles、Lou Rawls、Sam & Dave、Wilson Pickett、Otisなどの楽曲の歌詞を楽しく散りばめ、James Brownこそが王様だ!と歌うソウル礼賛。
Take Me (Just as I Am)
感情を込めて切々と歌う泣きのバラード。サザンソウルの聖地マッスルショールズを代表するプロデューサー、Dan PennのLonnie Ray名義唯一のシングルのカヴァー(この記事を書いてて初めて知りました)。へー。
There’s a Place for Us
2000年にThe DwellasがVerbal Slaughterでサンプリングしたスローバラード。
I Can’t Stop (No,No,No)
ノリのいいノーザンダンサー。
I’m a Lonely Stranger
2023年にEstee Nack and Mike ShabbがBlack Rosesでぶっといベースラインをサンプリング。ディープなバラード。
オススメ度…★★★☆☆
若さハツラツ度…★★★★☆
素敵タイトル度…★★★★★