うまくいかないけど自分を称えたい。そんな時にはコレ観よ。「ローラーガールズ・ダイアリー」
あらすじ: カリフォルニアの片田舎の高校生が主人公の青春コメディ映画。おとなしい主人公が「ローラーダービー」というスポーツに出会い、成長していく中で友情・家族・恋愛など、様々な問題に向き合っていく。ちなみに、原題はWhip It「楽しめ」という意味がある言葉がつけられていて、元気が欲しい時にはぜひ。
見どころ①
戦うとは:試合主人公の初デビュー戦は、2位中2位でおわるが監督をのぞいて、まるで優勝したかのようなムード結果じゃなくて試合にどう臨んだかが彼女たちにとって重要で価値があるもの。実際に戦う彼女たちだからこその感覚の違いだろう。
見どころ②
王道の青春だけじゃない:美人コンテストでおどおどしてた主人公がローラーゲームと出会い、自信をつけていく過程や、バンドをしている人気の男子との恋愛といった王道の青春映画のツボも抑えている。
ただ、普通の青春映画とは違うのが、チームが10代のガールズだけじゃないこと、シングルマザーもいるし年齢も様々、ライバル(36歳)のセリフ「スケートを始めたのは31歳の時、自分が得意なこのを見つけるのにそれだけかかった」は中々にビターな味わい。
見どころ③
地味なのにキラキラ:田舎の高校生の青春で画作りは派手ではないのに、可愛くて印象的なシーンがいくつもる。特に、プールでいちゃつくシーン。プールで恋人といちゃつくシーン自体は珍しくはないが、見れば誰もがきっとこんな青春うらやましいと誰もが思うはず。
名セリフ
「WE ARE NO2!」 劇中の最後の試合の後に、自分を。チームメイトを。輪になってお互いに称えあうこの言葉、映画冒頭にもこのセリフが出てくるが、冒頭に抱いた印象とはまた違う意味をもって響くはず。2位だけど敗者(LOSER)なんかじゃないと思えるグッとくる本作を象徴する名台詞。
―関連情報
監督 ドリュー・バリモア
脚本 ショーナ・クロス
出演者 エリオット・ペイジ
マーシャ・ゲイ・ハーデン
クリステン・ウィグ
イヴ
ドリュー・バリモア
ジュリエット・ルイス
ジミー・ファロン
カルロ・アルバン