Rhythm And Blues At The Flamingo / Georgie Fame & The Blue Flames
60年代イギリスで起こったモッズ・ムーブメントを抽象する存在、オルガニストのGeorgie Fame率いるThe Blue Flamesが、ロンドンのソーホー地区にあったジャズ・クラブ「The Flamingo」で63年に行ったライブの収録盤にして1stアルバム。全曲が当時モッズ達が聴いて踊っていたR&Bやジャズ、スカなどのカバー。当時のロンドンのクラブ・シーンの熱気が真空パックされたような熱い演奏と客の盛り上がりが体験できます。
Night Train
クラブのマネージャー、Rik Gunnellの弟Johnny Gunnellのアナウンスから始まる一曲目は、インストR&Bクラシックのカバー。テナーサックス奏者のJimmy Forrestが52年にリリースしたのがオリジナル。かなりアップテンポなアレンジに変えており、客とのコール&レスポンスも楽しい。
Let the Good Times Roll
Louis Jordanによるジャンプ・ブルースのカバー。オリジナルは46年。
Do The Dog
1930年代から活動しているタレント、シンガーRufus Thomasのノベルティ・ソングのカバー。原曲の味を損なわず、犬の鳴き真似も愉快。
Eso Beso
ダイアナでお馴染みオールディーズ歌手Paul Ankaのカバー。ラテンのリズムもお手の物。
Work Song
ジャズ・トランペッターNat Adderleyによるジャズ・スタンダード曲のカバー。ブルージーな雰囲気。
Parchman Farm
デルタ・ブルースのギタリスト、Bukka Whiteのカバー。かなりグルーヴィーなアレンジ。
Humpty Dumpty
The Skatalitesのオリジナル・シンガーでもあったEric “Monty” Morrisのスカ・ナンバーのカバー。モッズはジャマイカのスカも大好きでした。
Baby, Please Don’t Go
Lightnin’ HopkinsやThemの演奏でも有名なブルース・クラシックのカバー。オリジナルはデルタ・ブルース・ギタリストのJoe Williams。原曲の凄みは抑えめ。
オススメ度…★★★★★
モッズ度…★★★★★
おしゃれ度…★★★★★