どんなアニメ映画?
主人公の少女:ライリー、その少女の頭の中の5つの感情(ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ)を中心に記憶や感情を題材にした冒険映画。記憶と感情が題材というと少し難しい印象がありますが、ピクサー・アニメーション・スタジオ作品らしく、可愛くてユーモアにあふれていながら、心温まるアニメになっています。
原題はインサイドアウト
邦題はインサイドヘッド(頭の中)ですが、原題はインサイドアウト(内側から外側へ)(裏返し)といった意味を持ちます。ライリーの頭の中で起きる感情たちの出来事を中心に描かれていくので、内=頭の中。外=頭の外。と解釈していましたが、視点によってこの『内側』と『外側』の関係性が入れ代わるようなシーンもあり、原題の意味を頭に入れながら鑑賞するとより楽しめます。
ヨロコビだけ他とはちがう?
それぞれ感情の外見は、それぞれ肌の色と同系色の髪や瞳の色をしています。しかし、ヨロコビの肌の色は黄色。瞳と髪は青色。さらにヨロコビだけ青色オーラを放っています。どうしてそのような特徴があるのか考察しながら、鑑賞すると隠されたメッセージを見つけられるかもしれません。
筆者のお気に入りシーン
ヨロコビとカナシミ、ビンボンが列車に乗っている最中。事実の箱と意見の箱の中身が、混ざってしまうアクシデントが起きてしまうが、どれも違いはないとごちゃ混ぜのまま箱に戻してしまうシーンは、言い得て妙でユニークなシーン。