長寿バンドの新たな名盤
Pearl Jamと言えば、９０年代を代表するバンドの一つ。解散もせず、27clubに入ることもなく現在も活動していて、なおかつアルバムをコンスタントに発売しているのは少ない。しかも、傑作と言えるようなアルバムを世に出しているとなると、数えるほどでしょう。
「Wreckage」の歌詞”Chains are made by DNA refusing”について
その傑作が今年発売されたアルバム「Dark Matter」、その中でも何度もリピートしているのが、「Wreckage」
辛い状況を耐え抜こうとする歌詞の一説に「Chains are made by DNA refusing（鎖はDNAの拒絶によって作られる）」そして「Refusing to release(解放を拒否している)」とつづくパートがあります。
この箇所は、トラウマに関することについて触れているのではないかと思います。というのも、トラウマがDNAで遺伝する可能性を指摘した研究があるのです。
最新科学の知見によると、戦争や大量虐殺から虐待や環境要因まで、さまざまなトラウマの影響が世代から世代へと受け継がれている可能性があるという。
トラウマは遺伝する、研究続々、ただし影響を元に戻せる可能性も
アルバムのタイトルが「Dark Matter」となっているのも、人間がまだ観測することができない（目に見えない）ことを科学的な視点で作詞されたとしたら合点がいくのではないでしょうか。
画像著作：Lugnuts
