Otis Blue / Otis Redding
67年に26歳という若さで不慮の事故死を遂げたサザンソウルを代表するシンガー、Otis Reddingの65年発売の3rdアルバム。
前年に亡くなったSam Cookeのカバー3曲を含む全11曲。
南部らしい泥臭さとスケールの大きさ、Otis節全開のド迫力でガナる。
StaxのスタジオバンドBooker T. & the M.G.’sの跳ねる演奏も聴き応えある一枚。
Respect
Otis作詞、作曲。後にAretha Franklinがカバーし彼女の代表曲となったことでも有名なソウル・クラシック。ガッタガッタ(Gatta Gatta)とOtis節も絶好調。
Change Gonna Come
敬愛するSam Cookeのカバー。洗練されたサウンドのオリジナルよりも暑苦しく、情感たっぷりに歌ってます。95年にGang StarrのGuruが、Looking Through Darknessでサンプリング。
I’ve Been Loving You Too Long
Otis最高傑作とも名高い必殺のバラード。The Rolling StoneやAretha Franklin、Etta James、Cat Powerなどもカバーし、2011年にはグラミーの殿堂入りを果たした名曲。
Shake
こちらもSam Cookeのカバー。the M.G.’sのご機嫌な演奏をバックに再びガッタガッタと吠える。
My Girl
Motownのグループ、The Temptationsの大名曲カバー。ポップなオリジナルと違い、素朴で泥臭いアレンジ。
Rock Me Baby
偉大なブルースギタリスト、B.B. Kingのカバー。93年にWu-Tang Clanが、Wu-Tang: 7th ChamberでSteve Cropperのギターフレーズをサンプリング。
Satisfaction
言わずと知れたThe Rolling Stonesの代表曲もカバー。ジャンルを超えて完全に自分の曲にしています。
オススメ度…★★★★★
泥臭さ度…★★★★★
ガッタガッタ…★★★★★