【読書三昧】クビから一転ひとりで起業!?がむしゃら小説 あすは起業日! – 森本萌乃

どこにでもいるアラサー女子が主人公

仕事に慣れてモチベも上がらず、毎週同じようなことの繰り返しで人生に停滞を感じる29歳の主人公:スミレ。周りと比べて焦燥感を抱えながらも変わることが出来ず、何度も来週こそはと思っている内に会社からクビを告げられるスミレ。そんなスミレが起業の道へ進んでくことになるのだが。。

人とお金と人生にがっぷり四つ

上記の通り、仕事に人生に不満を感じつつも停滞した日々を過ごしながら、行動することないままだったスミレは、思わぬ解雇通告を機に起業という道を選んだために、「人」「お金」そして「人生」にがっぷり四つの奮闘の毎日を送ることに。がっぷり四つが故に、つらい経験をする場面が何度もある。けれど、頑張りが報われて実を結ぶシーンには、友人のことのように嬉しくなる。アツくなれる小説を読みたいなら、ぜひ手に取ってみてほしいです。

実際にクビと起業を経験した著者:森本萌乃

本書は、はじめ私小説として執筆されていたそうですが、下記の理由からフィクションに切り替えたそうです。フィクションとのことですが、出演されているYoutubeなどを拝見したところ、帯に「実体験をベースに書いた~」とあるとおり著者の実体験に近いものになっていると感じました。

森本萌乃 X(旧:ツイッター)より