ディズニーの創立100年目を記念して作られた節目となる映画
「once upon a time」昔々あるところに~から始まって、「happily ever after」めでたしめでたしで締めくくられる王道のディズニーのミュージカルアニメ映画。その音楽は、「アナと雪の女王」など、たくさんのディズニー作品の音楽に関わっているデイブ・メッツガーに手掛けています。
願い(夢)を持つことのつらさ・大切さ
冒頭のナレーションで、願いを叶えることは難しく、なおかつ壊れやすいと語られます。
主要人物の王様:マグニフィコ、王に願い叶えてもらうためを願いを差し出した少年:サイモン、自信の願いと欲望のバランスが取れず、ヴィランな一面が出てしまいます。
願いを持つことで苦しい思いすることがある描写もありますが、願い続けることの大切さを感じられる作品になっています。願いは球体の美しい結晶として、心の大切な一部として表現されています。
随所に見られるディズニー過去作のオマージュ
100周年記念作品ということもあってか、作中にはこれまでの様々なディズニー作品のオマージュがちりばめられています。みつける楽しみを台無しにしたくないので、ここではあげませんが。
どこにオマージュがあるのか探しならみるのも楽しいはずです。きっと懐かしくなってオマージュの元となった作品をあらためて見たくなると思います。ベタですが、わたしは「ピノキオ」(1940年版のほう)を見たくなりました。
ディズニーだから描くことのできた「Wish」のこれ以上ない説得力
ウォルト・ディズニーのよく知られている名言に「If you can dream it, you can do it.」(夢を描けるなら、叶えることがきる)があります。今では世界的な有名企業のディズニーですが、財政難や倒産の危機などを乗り越えて気ました。そして、100年にもわたり願うことの大切さを多くの作品をとおして伝えてきたディズニーだからこその説得力があります。大人になった人にもぜひ観てほしい作品。