家族の物語
父が先立ち、母と4姉妹と甥っ子の家族の物語。4姉妹も甥っ子も成人をしてそれぞれの暮らしがある家族で、喫茶店やアパレル、お役所など、それぞれの仕事はもちろん、キャラクターも全然違う家族。だけれど、家族としてきちんと機能しているというか、確かなつながりが感じられるそんなマンガです。ちなみに、タイトルの「ブランチライン(Branch Line)」には、鉄道の支線や分岐線といった意味があるのだとか。
やさしい画柄が心地いい
ストーリーはもちろんのこと、池辺葵の大きな魅力の一つが独特の柔らかさがある画柄。どこか光を感じるタッチが好きです。トーンやベタをあまり使っていないように見受けられるので、ペンのタッチで色合いというか光の具合を意識して表現しているような気がします。
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